更新が遅れて申し訳ありません(汗)
遅くなりましたがワンダーフェスティバル2015夏終わりました。
Autarkieブースに来てくださった皆様、お買い上げくださった皆様、ありがとうございました!!
おかげさまで私製作の妖精さんも好評でしたw
またイベントには出ますのでよろしくお願いいたします!!
ということで、ずいぶんご無沙汰でしたが、艦船模型の製作を再開していきます。
隼鷹…は少しお休みして今回からしばらく駆逐艦の製作をご紹介していきます。
まずこちら、
ヤマシタホビー製「駆逐艦 吹雪」
知る人ぞ知るディテールアップパーツメーカー「ヤマシタホビー」の初のインジェクションキットですね。
一部で話題になっていましたのでご存知の方も多いかと思います。
今回はこちらのキットのレビューも兼ねて「特型駆逐艦 初雪」として製作していきます。
吹雪はすでにピットロード製を製作済みですのでw
まず初雪のご紹介から。
初雪は吹雪型駆逐艦の3番艦。
太平洋戦争時、主に南方で活躍しました。
緒戦ではミッドウェーを含む多くの作戦に参加、ガダルカナル島の戦いでは夕立、叢雲と共に駆逐艦2隻を撃沈、大破轟沈した友軍艦の乗員救助などで活躍。
第3次ソロモン海戦では夜戦にて駆逐艦4隻で米駆逐艦3隻を撃沈する戦果を上げています。
その後も多数の出撃の末1943年にブインでの大空襲により至近弾多数と直撃弾を受けて沈没。
吹雪型は吹雪沈没後は白雪型、白雪沈没後は初雪型と名称が変更されましたが初雪沈没後はそのまま変更されず初雪型とされたままでした。
本当に緒戦から沈没まで動きっぱなしだった初雪、某ゲームで怠け者キャラとして擬人化されていましたが、この戦歴の反動なんでしょうかね?
さて、キットのお話です。
元々高い精度のディテールアップパーツを作っていたヤマシタホビーですが、この新製品の吹雪は凄いです。
船体は艦底まで含めて一体成型、その上で側面には精密なモールドが施されています。
特に船体中ほどはアールが施されており特徴的な船体形状をよく再現しています。
艦尾張り出し。
パラベーン用の落下機を取り付ける予定だったようです。
こちらはピットロード製では丸い形状でしたがちゃんと角ばった形状で再現されています。
こちらが正解です。
船体はほぼ文句無しの出来です。
艦首部に若干ヒケが発生していますのでパテで修正しましたがそれほど手間でないでしょう。
艦首、パーツの精度も大変良いです。
ピッタリ合いました。
モールドも繊細ですので出来るだけキットのモールドを活かしてディテールアップしていきます。
艦中央~艦尾。
艦首の精度を見たので心配していませんでしたが、良い感じです。
ディテールアップはリノリウム押さえと魚雷運搬軌条慎重に削り取ってエッチングに交換していこうと思います。
リノリウム押さえ、魚雷運搬軌条のモールドを削り取って艦底色とリノリウム色を塗ってしまいました。
煙突は側面の給排気口や魚雷格納庫が別パーツになっていますが、基本的に左右貼り合わせで1パーツとして構成されています。
そのため、後部煙突前の給排気口の開口が出来ません。
1度後部煙突の直前で切り離して給排気口を開口してからエッチングメッシュを貼ってディテールアップしました。
前部煙突横の給排気口は側面に合わせ目が出てしまうのでここはパテで合わせ目を消していきます。
煙突の蒸気捨管は切り飛ばして真鍮線で再現し直し。
煙突内の整流板は長さをあわせてプラ板を貼ってるだけです。
このキットは側面のディテールがやはり秀逸、後部煙突横の魚雷格納庫ディテールがキッチリ入ってるキットはたぶんこのキットだけでしょうw
後部構造。
モールドを再現するために側面と天板が別パーツになっています。
それはいいのですが、スキットビームが天板と一体になってしまっています。
素組みや簡易的なディテールアップのみなら充分すぎるディテールなのですが、私はスキットビームをエッチングに交換しますのでこの部分は撤去。
ちょっと複雑な合わせ目はパテで軽く消しておきます。
右舷側。
綺麗なモールドが入っていましたが、削り取って自作でディテールアップしてしまいます。
舷外電路。
ヤマシタホビーの吹雪は舷外電路が施されていませんのでエッチングで再現しておきます。
それと、横方向の鋼板継ぎ目はキットのモールド、縦方向は私が施した継ぎ目です。
艦尾の舷窓が少しずつ下がってきてるのも再現されてますww
これは手作業で再現しようとすると結構面倒なのでありがたいですw
艦橋。
下の塔部分が3分割になってるのですが、接着した後に合わせ目がほとんど見えない!
窓部分は透明パーツになります。
内部も結構丁寧に再現されています。
通常ならこのままで充分なディテールですねw
今回驚いたのが艦橋後ろ側が上に向かって窄まっている事。
私が持ってる資料には無かった情報です。
これが本当の形状なら吹雪型は随分凝った艦橋の造形をしていたようですね。
ここまで作ってレビューっぽい事もしましたが、かなり良いです、このキット。
間違いなく吹雪型のベストキットでしょう。
もう2~3個買っておいても良いかもww
次ですが、別の駆逐艦のご紹介になる予定です。
現在こんな感じでして・・・
駆逐艦5隻同時製作…
秋月&涼月は来週中に現状をご報告する予定ですが、その前にピットロードの最新駆逐艦キットをご紹介していこうと思います。
遅くなりましたがワンダーフェスティバル2015夏終わりました。
Autarkieブースに来てくださった皆様、お買い上げくださった皆様、ありがとうございました!!
おかげさまで私製作の妖精さんも好評でしたw
またイベントには出ますのでよろしくお願いいたします!!
ということで、ずいぶんご無沙汰でしたが、艦船模型の製作を再開していきます。
隼鷹…は少しお休みして今回からしばらく駆逐艦の製作をご紹介していきます。
まずこちら、
ヤマシタホビー製「駆逐艦 吹雪」
知る人ぞ知るディテールアップパーツメーカー「ヤマシタホビー」の初のインジェクションキットですね。
一部で話題になっていましたのでご存知の方も多いかと思います。
今回はこちらのキットのレビューも兼ねて「特型駆逐艦 初雪」として製作していきます。
吹雪はすでにピットロード製を製作済みですのでw
まず初雪のご紹介から。
初雪は吹雪型駆逐艦の3番艦。
太平洋戦争時、主に南方で活躍しました。
緒戦ではミッドウェーを含む多くの作戦に参加、ガダルカナル島の戦いでは夕立、叢雲と共に駆逐艦2隻を撃沈、大破轟沈した友軍艦の乗員救助などで活躍。
第3次ソロモン海戦では夜戦にて駆逐艦4隻で米駆逐艦3隻を撃沈する戦果を上げています。
その後も多数の出撃の末1943年にブインでの大空襲により至近弾多数と直撃弾を受けて沈没。
吹雪型は吹雪沈没後は白雪型、白雪沈没後は初雪型と名称が変更されましたが初雪沈没後はそのまま変更されず初雪型とされたままでした。
本当に緒戦から沈没まで動きっぱなしだった初雪、某ゲームで怠け者キャラとして擬人化されていましたが、この戦歴の反動なんでしょうかね?
さて、キットのお話です。
元々高い精度のディテールアップパーツを作っていたヤマシタホビーですが、この新製品の吹雪は凄いです。
船体は艦底まで含めて一体成型、その上で側面には精密なモールドが施されています。
特に船体中ほどはアールが施されており特徴的な船体形状をよく再現しています。
艦尾張り出し。
パラベーン用の落下機を取り付ける予定だったようです。
こちらはピットロード製では丸い形状でしたがちゃんと角ばった形状で再現されています。
こちらが正解です。
船体はほぼ文句無しの出来です。
艦首部に若干ヒケが発生していますのでパテで修正しましたがそれほど手間でないでしょう。
艦首、パーツの精度も大変良いです。
ピッタリ合いました。
モールドも繊細ですので出来るだけキットのモールドを活かしてディテールアップしていきます。
艦中央~艦尾。
艦首の精度を見たので心配していませんでしたが、良い感じです。
ディテールアップはリノリウム押さえと魚雷運搬軌条慎重に削り取ってエッチングに交換していこうと思います。
リノリウム押さえ、魚雷運搬軌条のモールドを削り取って艦底色とリノリウム色を塗ってしまいました。
煙突は側面の給排気口や魚雷格納庫が別パーツになっていますが、基本的に左右貼り合わせで1パーツとして構成されています。
そのため、後部煙突前の給排気口の開口が出来ません。
1度後部煙突の直前で切り離して給排気口を開口してからエッチングメッシュを貼ってディテールアップしました。
前部煙突横の給排気口は側面に合わせ目が出てしまうのでここはパテで合わせ目を消していきます。
煙突の蒸気捨管は切り飛ばして真鍮線で再現し直し。
煙突内の整流板は長さをあわせてプラ板を貼ってるだけです。
このキットは側面のディテールがやはり秀逸、後部煙突横の魚雷格納庫ディテールがキッチリ入ってるキットはたぶんこのキットだけでしょうw
後部構造。
モールドを再現するために側面と天板が別パーツになっています。
それはいいのですが、スキットビームが天板と一体になってしまっています。
素組みや簡易的なディテールアップのみなら充分すぎるディテールなのですが、私はスキットビームをエッチングに交換しますのでこの部分は撤去。
ちょっと複雑な合わせ目はパテで軽く消しておきます。
右舷側。
綺麗なモールドが入っていましたが、削り取って自作でディテールアップしてしまいます。
舷外電路。
ヤマシタホビーの吹雪は舷外電路が施されていませんのでエッチングで再現しておきます。
それと、横方向の鋼板継ぎ目はキットのモールド、縦方向は私が施した継ぎ目です。
艦尾の舷窓が少しずつ下がってきてるのも再現されてますww
これは手作業で再現しようとすると結構面倒なのでありがたいですw
艦橋。
下の塔部分が3分割になってるのですが、接着した後に合わせ目がほとんど見えない!
窓部分は透明パーツになります。
内部も結構丁寧に再現されています。
通常ならこのままで充分なディテールですねw
今回驚いたのが艦橋後ろ側が上に向かって窄まっている事。
私が持ってる資料には無かった情報です。
これが本当の形状なら吹雪型は随分凝った艦橋の造形をしていたようですね。
ここまで作ってレビューっぽい事もしましたが、かなり良いです、このキット。
間違いなく吹雪型のベストキットでしょう。
もう2~3個買っておいても良いかもww
次ですが、別の駆逐艦のご紹介になる予定です。
現在こんな感じでして・・・
駆逐艦5隻同時製作…
秋月&涼月は来週中に現状をご報告する予定ですが、その前にピットロードの最新駆逐艦キットをご紹介していこうと思います。