またまた遅くなって申し訳ないです(汗)
色々やってたら完成できなくて、ズルズルと時間だけが掛かってしまって…
今回は駆逐艦「潮」の製作です。
駆逐艦「潮」
特型駆逐艦の20番艦、特Ⅱ型駆逐艦(綾波型)の10番艦。
日本の駆逐艦を一気に世界最強レベルまで押し上げた特型駆逐艦の改良型です。
艦橋の大型化、煙突吸気口をキセル型から椀型に変更し主砲もA型から仰角を向上したB型砲にするなどしています。
特型駆逐艦は開戦時既に旧式と見なされていたものの、水雷戦隊の主力、空母や船団の護衛などで活躍しました。
潮も開戦時から主要な海戦に参加、本当にここでは書ききれない戦歴です…
1944年11月にマニラ湾で空襲を受け中破、シンガポールで応急修理を受けレイテ沖海戦で損傷した重巡「妙高」を護衛して日本本土に向けて出発、しかし米船の雷撃で妙高が大破、米潜は主砲の砲撃で大破させるも追撃せず、妙高は結局シンガポールに引き返し、潮は船団を護衛して横須賀に帰投して主機損傷のまま係留、そのまま修理されず最終的には予備駆逐艦として終戦を迎えました。
潮は行動不能状態で終戦を迎えた事もあり、復員船活動や賠償艦にもならず1948年に解体されました。
今回もピットロード製キットでの製作です。
しかし潮はキットが出ていないため同型艦の敷浪からの改造で製作します。
使用するエッチングはFスターの敷浪用エッチングセット。
船体の製作。
内容は前回の電と同じなので省略します。
最終時なので舷窓は閉塞されてます。
最終時は他の駆逐艦と同様に二番主砲を撤去して3連装機銃を2基増備しています。
艦橋は内部をくり抜いて双眼鏡を配置するいつもの内容。
艦橋のディテールアップを進めつつ煙突とマストを製作。
特Ⅱ型、特Ⅲ型は艦橋横の烹炊煙突の形状が微妙なのでマストと干渉しないように製作していきます。
また、烹炊煙突の先端部はよく見るH型ではなく円錐形になっています。
今回は再現するために真鍮パイプを熱して叩いてヤスリを掛けて整形しています。
烹炊煙突先端は円錐形ですが両端は当然穴が開いてます。
個人的にチョココロネと呼んでたりw
艦橋近辺の完成状態。
第2煙突前には機銃台があります。
ここの機銃が後々まで私を悩ませる事に…
後部施設。
後部マスト下には通風筒と空中線整合筒を設置。
この辺はヤマシタホビーのパーツが重宝しています。
塗装前の状態。
ここからマスキングして塗装になります。
塗装完了。
基本塗装をしただけの常態です。
ウェザリングとディテールアップが完了。
今回は久々に弾片防御ロープを自作して再現しています。
今回はマントレットは使用せず弾片防御はロープのみにしています。
だいぶ悩んだ第2煙突前の機銃台。
ここは他の特Ⅱ型では13mm連装機銃になっているはずなのですが、潮の最終時資料によると潮には13mm連装機銃の塔載は無く、単装が6基搭載されていた事になっています。
戦争後期に13mm単装のみ?とか連装に換装する暇さえなかった?とか色々悩んだんですが、最終的には資料どおりに13mm単装機銃を2基ここに設置することにしました。
今回は弾片防御ロープを自作して使用したのですが、これはその効果と製作時間などを色々確認するためでもありました。
ちょっと比較してみましょうか。
下の画像は前回製作の「電」
エッチング製の弾片防御ロープと自作の比較。
エッチングの方が製作は楽です。
それはもう圧倒的に(笑)
でも流石に太さ等リアルさは自作の方が良い感じかと…
そして製作が非常に面倒と(汗)
う~ん、今後どうするかは時間とやる気と相談って感じでしょうか…
というわけで、潮完成です。
次回は週末ころに完成画像をご紹介します。