巡潜乙型潜水艦「伊25」
(画像MONOCHROME SPECTERさま)
伊25は巡潜乙型潜水艦の6番艦として建造された艦です。
20隻が建造され、その長大な航続距離を活かして米西海岸~大西洋まで活躍の場を広げました。
巡潜乙型全体で日本海軍の潜水艦全ての総撃沈トン数の42%に達しています。
伊25は開戦後の1942年9月に塔載している「零式小型水偵」で米オレゴン州の森林部空襲。
焼夷弾2発を投下し山火事を起こす事に成功し、無事に伊25に帰還、さらに20日後に同じく焼夷弾2発を森林部に投下し無事に伊25に帰還しています。
両方とも対空砲火や戦闘機などの迎撃も無く、無事に作戦を達成しました。
この作戦は42年4月に行われたドーリットル空襲への対抗として行われましたが、民衆への被害を避けインフラに被害を与える方法として森林火災を起こす事を目的とした作戦でした。
10月4日、伊25は空襲作戦の帰還途中でソ連潜水艦を米潜水艦と誤認し雷撃で撃沈しています。
伊25は1943年10月に米駆逐艦の爆雷攻撃で沈没、総撃沈数は4隻25000トン以上になります。
また、伊25搭載機による米本土空襲は現在に至るまで歴史上唯一の「軍用機による米本土空襲」として知られています。
さて、前回はピトコンに間に合わなかった冬月の製作でした。
今回はその続きではなく「ちょっと試したい事」があったので潜水艦の製作です。
その試したい事がこのアクリル板で自作したディスプレイケース。
これは上面に波板を置いて走波状態と海面下の艦底部を同時にディスプレイできるフルハル向けのジオラマベースです。
とはいえ、これは試作でして、実際にここに艦を設置してジオラマとして製作したらどのように見えるか?
というのを確かめるのを主眼に置いていますw
伊25、アオシマの新キット「伊19」です。
モールド等非常に良く出来ていますので最低限のディテールアップで留め、あとはキットのままでの製作です。
艦橋は窓をエッチングで製作、あとは水密扉とラッタルをエッチングで製作すればほぼ終わりです。
スクリューは回転している雰囲気を出すために少し加工。
作業ほぼ完了。
潜舵ガードは自作、スクリューガードはエッチング、他は資料を参考にディテールアップしています。
こんな感じ。
伊25といえば米本土空襲なので零式小型水偵も製作。
適当にエッチングでそれっぽく仕上げています。
海底のジオラマ
岩はアルミホイルとパテで製作、この岩は固定用のナット隠しでもあります。
艦と波板を固定。
さらに白波を手描きで追加。
小型水偵と人員を配置し空中線を追加。
こんな感じ。
思ってたより長くなってしまった…
完成品の画像は後日ご紹介とさせていただきます。
数日以内に更新します(汗)
では!