更新遅くなりました(汗)
引越しの片付けも全然進んでなくて製作作業もなかなか進まず…
良いわけはこの辺にして新作のご紹介…の前に少しお知らせ。
先程ピットロードさんのHPで確認したのですが、ピットロードコンテストに私が出品した2つの作品がそれぞれ賞を頂いたようです。
「重巡洋艦 摩耶」ネイビーヤード賞
まさか2つとも賞をいただけるとは思ってもいませんでした…
今回は仕事と引越しで忙しすぎて作品の持込みが出来ず郵送したのでどういう風に展示されてるかも見ていません(汗)
12月までノースポートさんで展示されるとの事ですので、お近くに起こしの際はよろしければご覧になってみてください。
というわけで、お知らせでした。
さて、新作「丁型駆逐艦 竹」のご紹介です。
「丁型駆逐艦 竹」
丁型(松型)駆逐艦の2番艦、丁型は戦時量産型の駆逐艦で短期間で大量建造するために大幅な工程の簡略化を行った艦です。
そのため性能的には従来の駆逐艦に劣るものの、シフト配置に改められた機関配置で生存性を高めつつ従来艦に比べ圧倒的な量産性を実現しました。
竹も起工から就役までわずか8ヶ月、改丁型(橘型)では最短5ヶ月で建造可能とそれまでの日本艦とは一線を画する艦となっています。
1944年6月に就役後わずか1ヶ月の訓練を経て輸送作戦「ろ号作戦」に参加、作戦終了後も各地の輸送作戦、船団護衛に従事しました。
「多号作戦」参加時には友軍が空襲などにより次々と沈む中生き残り乗員の中で「幸運艦」として噂が広がりました。
1944年12月オルモック湾にて揚陸作業の護衛中に3隻の米駆逐艦と戦闘になり、駆逐艦「桑」が一方的に撃沈されるも「竹」は単艦で反撃。
雷撃で米駆逐艦「クーパー」を撃沈、敵艦の攻撃による進水で30度以上傾斜しながらも砲撃で米駆逐艦「モール」に複数命中弾を与え撃退しました。
「クーパー」撃沈は日本駆逐艦が雷撃で敵艦を撃沈した最後となっています。
その後1945年3月まで本土で修理を行い4月には回天発射台を設置しましたが、そのまま終戦を迎え戦後は復員作業に従事、1947年にイギリスに賠償艦として引き渡され解体されました。
長くなりました。
製作開始です。
とは言っても内容的には以前ご紹介した檜(ひのき)と変わりません。
タミヤの松は比較的新しいキットで各ディテールが良い出来です。
艦尾側のナットは仕込む隙間が無いので艦底板に埋め込む形で仕込んでいます。
船体を一気に製作。
今回はレインボーの新製品の蒸気管先端部を使用しました。
ご覧のようにレジンで蒸気捨管などの先端部が再現されています。
1円玉と比べるとこんな大きさ…
他にもこんなエッチングが入っています。
汽笛エッチングを使ってみました。
他にも煙突傘が入ってたりするのですが、はたして綺麗に作れるのかこれは…
煙突管の直径が0.5mmと思ってください…
まあ、いつか挑戦します(汗)
そんなこんなで作り込んでいって…
船体完成。
武装など小物を作って…
12.7cm単装高角砲
キットの砲をかなり削り込んでジャンクエッチングでディテールアップしています。
キットの砲。
その他は連装高角砲、魚雷発射管などいつもの装備なので省略。
完成~
今回ロープは自作を使用。
各部に弾片防御として配置しています。
といったわけで、今回はここまで。
次回は火曜くらいに「竹」の完成画像のご紹介になります。