更新が遅くなって申し訳ありません。
今回は新規製作のご紹介になります…
ですがその前に2月にあったWFのお話を少し…
告知などもツイッター以外で出来なかったのですが、2月19日に行われたWF(ワンダーフェスティバル)に今回も参加いたしました。
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出展内容はいつもの艦これの装備妖精さんでした。
非常に多くの方にブースに来て頂きまして、本当にありがとうございました。
個人的な都合で塗装等が間に合わずこのような形でのご紹介になってしまいまして申し訳ございません。
次回のWFにも参加予定です。
次は他にもやりたい事があるのですが出来るかどうかは未定…
とりあえずやれるだけやってみますのでよろしくお願いいたします。
という事で、新規製作のご紹介です。
「グラーフ・ツェッペリン」
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ナチス政権時のドイツ海軍が建造した航空母艦です。
ご存知の方もいるとは思いますが、ドイツ海軍初の航空母艦ですが未完成で建造が中止され戦後にソ連によって標的艦にされて沈んだ艦です。
元々はドイツの再軍備時に計画された艦ですが、空母の建造経験が無かったため設計が難航、イギリスの空母を参考にしつつ同盟国日本の空母「赤城」の図面の提供を受け(実際に参考にされたのはエレベータ部分程度)やっと起工したのが1936年、その後の建造も遅れに遅れ1940年に進捗90%前後で工事中断。
工事が再開された42年にはミッドウェーで空母戦力を大量に損失した日本から購入を打診されています(日本までの回航は無理なので独側から拒否)。
代わりに日本に係留されていた独の客船「シャルンホルスト」が売却されて空母「神鷹」として改装されました。
その後は43年にまた工事中止、45年4月にソ連に接収されるのを恐れて自沈処分されました。
しかし、戦後にソ連に引き渡されて修理を受け標的艦として改めて撃沈されました。
といったわけで、未完成艦の製作です。
資料が少なく作り辛いのですが、なんとかやっていこうと思います。
キットはこちら。
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オレンジホビー製「1/700 グラーフ・ツェッペリン」です。
レジンキットでエッチングや真鍮砲身なども付いた豪華セット、日本では常に品薄で結構入手困難な物という印象があります。
最近アオシマから艦これ仕様のグラーフ・ツェッペリンのキットが出ましたが…
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こちらの中身はレベルの1/720のキットになりますので微妙にサイズ違いなんですよね(汗)
さてグラーフ・ツェッペリンですが、まず驚いたのが大きさ。
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思ってた以上に大型の艦だったのが判りました。
画像は赤城船体との比較。
全長はビスマルク級戦艦を上回ります。
赤城も全長では2mほど小さいです。
ただその大きさのわりに艦載機の塔載数は少なく赤城(91機)の6割程度(40~50機)しか載らないようです。
では製作です。
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船体は大部分が一体成型、船体の中は中空で艦底には板はありません。
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細かいディテールも一体成型でモールドされておりディテールアップを考えるならモールドを削り取る必要がありそうです…
その前に、レジンキットの宿命である船体のそりを修正します。
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艦底部の湯口等ゲート処理をしたらドライヤーで船体を暖めてクランプで矯正します。
今回はこれでは少し弱かったようなので手で力を込めて逆側に船体を反らせて矯正しました。![]()
次に艦底板をプラ板で作り、更なる反りが発生しないように内部にバラストを仕込みます。![]()
艦底板の接着はエポキシ系接着剤を使用。
じつはこの接着剤のチョイスを間違えて硬化後も弾力のある接着剤を使ってしまいました(汗)
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艦底部の周りを削ってからポリパテでエッジ部分を作り直して船体と艦底板を馴染ませました。
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ここまでの作業で船体の反りはほぼ無くなりました。![]()
続いて艦首の作り込み。
資料が無いので推定による作り込みが多くなっています…
ここでは主鎖とケーブルホルダを削り取ります。![]()
主鎖とケーブルホルダを交換して他は付属のエッチングで作り込み。
主錨は錨柄をプラ板で製作、小型のフェアリーダはエッチングに交換しています。
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甲板裏の補強桁を設置。
日本艦と比べるとかなり貧弱に見えてしまいます…
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艦尾は鎖と小型フェアリーダを交換した程度で基本専用エッチングでの製作になっています。![]()
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飛行甲板裏の補強桁も設置。
この後は船体に仮固定して木甲板の塗装になります。
今回は以上。
現在木甲板の塗り分け塗装中、作業内容はツイッターの方で公開してますので良ければ見てみてください。
https://twitter.com/Autarkie_
次回もグラーフ・ツェッペリン製作の予定です。
更新は近いうちに…
では!