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1/700 天龍 その3

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天龍の完成画像のご紹介です。

左右から。

天龍は後の5500t軽巡の元になった艦ですのでシルエットはよく似ています。

一回り小さいですけど(苦笑)

艦首、艦橋。

特徴といえるのは、その小さな船体からは不釣合いな高いマストでしょうか。

船首旗竿の支柱は前方に付いているのも特徴です。

それと、菊花紋章ですが、エッチングセットには入ってないので別に用意する必要があります。

おそらく一番小さいサイズが合うと思います。

マントレットとロープによる弾片防御ですが、実際どうなっていたかは判らないので完全な推測ですw

艦尾。

後部マストに多数のワイヤーを設置することでディテールに密度を持たせています。

コレが無いとかなり寂しいディテールになってしまうという…

マスト両側の舵柄標はジェニュインモデルさんのエッチングです。

非常に小さいので軽巡にピッタリです。

そういえば、睦月型までの駆逐艦のマストは木製だったようですが、天龍もそうなんですかね?

結構衝撃の事実だったんですけどw

魚雷発射管には装甲板を設置、正直ここまでディテールを隠してしまうならキットの魚雷発射管を使っても良かったかも、…

艦橋前面にはマントレットを設置。

どの程度の弾片防御にするか結構悩みました(汗)

というわけで、天龍の製作でした。

 

今回はハセガワの新製品での製作だったわけですが、かなり良い内容のキットではないかと思います。

この資料の少ない艦をきれいにまとめてると思いましたw

使用したFスターのエッチングですが、相変わらず一部が足りなかったり説明がなかったりする内容でした。

全体的には合格点ですが、新製品を次々出す前にもうちょっと精査して製品を作って欲しいところです…

 

次回ですが、今週中に製作中の軽巡のご紹介をしようと思っています。

来月はWFなのでまた船の製作が遅れそうではあるのですが…

今後は出きるだけ週一の更新に戻していこうと思っております。


1/700 矢矧 その1

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今回から新しい艦の製作のご紹介です。

 

(画像MONOCHROME SPECTERさま)

軽巡洋艦 矢矧、阿賀野型軽巡洋艦の3番艦。

開戦直前の1941年11月に起工、戦争中の43年12月29日に竣工しました。

 

阿賀野型は戦前に設計され要求された能力は水雷戦隊の旗艦でしたが、竣工したときには既に水雷戦の時代は過去のものになっていた為、高性能ながら対空、対潜戦闘には対応しきれなくなっていました。

 

矢矧は竣工後南方で訓練や護衛に従事、1944年6月のマリアナ沖海戦、10月のレイテ沖海戦に参戦。

矢矧は被害を出しつつ生き残り呉に帰投しています。

そして45年4月天一号作戦に参加、アメリカ軍の沖縄侵攻を阻むために戦艦大和を特攻させるという無謀な作戦ですが、矢矧は大和の護衛として駆逐艦8隻と共に参加。

しかし沖縄に向かう途中で米軍機に捕捉され大和に次ぐ大型艦ということもあり、大和と共に猛烈な攻撃に晒される事になります。

戦闘開始早々雷撃機の魚雷が命中し航行不能に陥り、続いて艦尾にも被雷、足の止まった矢矧は標的状態となりましたが最初の被雷時に塔載魚雷を投棄していたため誘爆被害の危険を防ぎ、結果として長く戦闘を継続、多数の魚雷、爆弾を受ける結果となりました。

最終的に魚雷6~7発、爆弾10~12発を被弾し最初の被雷から約1時間後に沈没しました。

(沈没時の矢矧「画像MONOCHROME SPECTERさま」)

 

さて、矢矧の製作ですが、最近フジミから阿賀野&能代、矢矧&酒匂、矢矧最終時と3種類のキットが発売されています。

個人的にはこれらを使って製作したいのですが、手元にはタミヤの阿賀野のキット、タミヤ阿賀野型用のエッチングセットが有り、これらも使いたい…

…ということで、このエッチングを使うために船体や一部構造にタミヤ阿賀野を使用し、上部構造等はフジミ製矢矧のキットを使用して製作したいと思います。

上がタミヤ阿賀野、下がフジミ矢矧上甲板。

こうして見ると結構違います。

上部構造をフジミ製にする為にタミヤ阿賀野の上部構造は撤去していきます。

撤去して跡をポリパテで埋めました。

一部の上部構造、魚雷発射管やカタパルトの基部を復活させました。

この周りはフジミ矢矧のパーツでディテールが付いていきます。

艦底、上甲板を塗装してエッチングの鋲甲板や上部構造を設置。

このエッチングが使いたかったからわざわざタミヤ阿賀野の船体を使ったと言っても過言ではないw

フジミの阿賀野型は煙突の間の給気路が何故か省略されているので自作して再現します。

何でここが省略されてるかは謎…

上甲板にエッチングでリノリウム押さえを取り付けています。

前後の艦橋はリノリウム押さえの位置を確認するために置いているだけになります。

それにしても恐ろしく面倒な作業…

ちなみに、船体は塗装前にサフで鋼板継ぎ目の再現をしてから塗装後に舷窓&舷外電路を設置しています。

 

現在はこのリノリウム押さえの取り付けはほぼ終えて艦橋の製作に入っています。

次回はその艦橋の製作と航空作業甲板の製作をご紹介できればと考えています。

では!

 

1/700 矢矧 その2

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今回は艦橋の製作から。

艦橋はフジミ矢矧、艦橋下部をジョーワールドのエッチングに合うように加工してディテールも多少削り取っています。

それと主砲基部のディテールが弱かったので削り取ってプラ板で作り直しています。

第二主砲の基部を削り落としてエッチング甲板を接着、タミヤ矢矧の主砲基部を少し加工してこちらに移植しています。サイズ的にはほとんど違和感がないです。

あとの上部構造は仮組して色々チェックしています。

それにしてもイケメンな艦橋ですw

今回は艦橋内もリノリウム張りだったものとして製作しています。

そのため先にリノリウム塗装してリノリウム押さえを設置しました。

艦橋窓は汎用パーツを組み合わせて使用、フジミの阿賀野&能代用エッチングは全く使えませんでした。

遮風装置は出きるだけ薄く細く製作。

プラストライプで作っています。

第二主砲後ろの兵員待機所?はタミヤ製、フジミ製だと少し小さすぎました。

21号電探はレインボーのエッチング、基部の補強桁は海魂の電探用から使用しています。

ループアンテナは海魂のエッチングを加工して使用、フジミエッチングだと高さが短くて線が太かったです(汗)

各部の手すり、ラッタルはフジミ純正エッチング、能代用で合うかと思います。

マストは自作、純正エッチングや汎用エッチングを加工使用してディテールを追加しています。

13号電探もレインボー製、この電探は製作に慣れが必要ですかね…

22号電探は塗装直前に取り付けます。

レジン製を塔載予定なので破損リスクを避けるためです…

後部艦橋、こちらはタミヤ阿賀野用を加工して使用しています。

ジョーワールドのエッチングを使いたいというのと、こちらのパーツの方が船体とピッタリ合うためですねw

マストをアルミ棒で作って基部を色々使って作っています。

歯車状のモールドは渾身の作w

少しディテールを詰めたところ。

デリックはレインボーのエッチングを使用。

フジミ用は基部の造形にちょっと難があったので…

あとは前部艦橋と一緒にもう少しディテールを追加したら船体接着前に塗装してしまいます。

塗装後のディテールアップもそのままある程度してしまうつもりです。

航空作業甲板。

ジョーワールドのエッチングセットを使用して製作。

困った事に航空作業甲板上の仮設兵員待機所とカタパルト用張り出しが、絶版のJPE49(画像右側)にしか入っていません…

この左側の鋲甲板セットは手持ちが複数あるのでためらわず使えたのですが、右のエッチングは絶版品で手持ちはコレ一つ、使ってしまうと今後手に入るかかなり微妙だったため使用が躊躇われました…

で結局、仮設兵員待機所はプラ材と汎用エッチングを組み合わせて自作、カタパルト用張り出しはフジミエッチングの能代用から切ってこちらに移植しました。

何とかなるものですw

機銃の装甲版はエッチングに付いてないのでプラ板で製作。

航空機運搬軌条は個人的にジョーワールドのが一番好きです。

手すりと、この画像では見えませんが裏側は補強桁を設置してディテールアップしています。

 

今回はここまで。

次回は武装等小物の製作から塗装~完成(完成画像のご紹介は別)までを予定しています。

ああ、その前に煙突のディテールアップもしないと(汗)

…では!

1/700 矢矧 その3

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矢矧製作の3回目です。

前回前後の艦橋を製作しましたのでその続きから…

艦首、キャプスタンは背の高いものを選択。

艦首の菊花紋章設置位置はプラ板で製作後ナノドレッドのフェアリーダを両舷に設置し一体化、その後ろにエッチングで小型のフェアリーダを設置しています。

艦橋、船体と別々に塗装しようかと思っていましたが、船体に接着して甲板に通風筒を設置しています。

また、船体への手すり設置に伴い単装機銃の設置位置に防弾板も設置しています。

煙突、ジャッキステー設置前に蒸気捨管等を設置。

結構複雑なので大変です(汗)

煙突前の探照灯台はフジミの能代用エッチング、少し形状が違うかもですが…。

煙突外側に設置される測距装置台。

矢矧での形状は竣工時と全く違います。

ジョーワールドのエッチングにもあるのですが、それとも形状が違いそうでした…

こちらは能代用のパーツの形状を修正して製作しています。

後部艦橋、マストにエッチングでディテールを追加して後部操舵所に通風筒?を追加しています。

こちらも船体に接着後に壁際に通風筒を設置しています。

艦尾、通風筒などを多数設置しました。

艦尾には爆雷投下軌条を海魂のエッチングで追加。

主砲&魚雷発射管、こちらはフジミのキットのものを使用。

砲身はアドラーズネスト製、フジミの主砲は砲身が別パーツですが砲身の根元に防水布があるタイプ、砲身をそのままこの主砲に設置しても根元が寂しい…

ということで、砲身基部にディテールを追加しています。

魚雷発射管は以前使った多数のエッチングセットから使わなかった魚雷発射管用のパーツを使ってディテールアップ。

零式水上偵察機、こちらはWLのキットを使用。

ディテールアップは各部のエッチング化の他翼を薄くし、主翼設置位置を調整しています。

図で説明するとこんな感じ…

基本的に大戦時の航空機は翼の上に胴体が載ってるので翼の設置位置には注意が必要です。

 

この後はリノリウム甲板をマスキングして舷側のディテールアップ、機銃などを製作したら塗装していきます。

数日作業が遅れているのでまだ完成には至っていません(汗)

次の更新時には塗装~完成までをご紹介していきます。

1/700 矢矧 その4

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では矢矧の塗装です。

とは言っても塗装中の画像は有りません(汗)

いきなり完成状態でのご紹介です。

艦橋周辺。

今回は艦橋内部をキッチリ塗り分けて窓ガラス表現をしています。

あとは久々に双眼鏡脇には伝声管を配置しました。

真鍮色が入るだけで結構印象が変わりますw

全体。

航空作業甲板。

思ったより仮設資材置き場?のテントが良い感じに仕上がりました。

各3連装機銃前には弾片防御ロープを配置、これが地味に面倒…

零式三座水偵。

横から見ると胴体とフロートがキッチリ水平になっています。

エッチングに置き換えるときに気を付けないと水平にならないので気をつけて製作しました。

キャノピーも胴体から浮かないように気をつけて設置、この辺のエッチングはキッチリ出来るまで何度かやり直しています(汗)

艦尾。

空中線整合器はこれだと大きいのですが、採用。

ジェニュインモデルさんのエッチングに良い大きさのが有るのですが、作ってみたら全然きれいに出来なかったので今回はこちらにしました。

練習しないと…(汗)

ここで「良し、完成!」と思ったのですが、救命浮標を設置してなかったのに気が付きました。

「取り付けないと…」と思って取り付け位置を調べたのですが何処にも載ってない!

もしかしたら救命浮標を載せてなかった?とも思ったのですが、いくらなんでもそこまで人命を軽視してたとは思いたくない(苦笑)

ということで、一般的な塔載位置と最上型を参考にして救命浮標を取り付けました。

船体と内火ランチにあわせて6箇所取り付けました。

この航空作業甲板は矢矧の特徴の一つなので結構気合を入れて製作しています。

一応カタパルトは旋回時にラッタルに干渉しないように調整して設置しています。

たまにやってる軍艦旗のこだわりポイント。

軍艦旗の上下2点のみを掲揚柵に接着すると旗の本物っぽさが増します。

ただ、普通に上下2点を接着するのは意外に大変なので旗の接着する面を半円状にカットしています。

 

今回はここまで。

次回は矢矧の完成画像のご紹介をします。

では!

1/700 矢矧 その5

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7月も終盤で暑い日が続きます。

最近は殆ど毎日冷たい麺料理ばかり食べてる気がします…

コレでは早々に夏バテしてしまいそうです(汗)

 

さて、矢矧の完成画像のご紹介です。

横から。

 

それまでの軽巡とは全く違う艦容。

最上型、利根型を経てたどり着いた形と言えます。

阿賀野型は戦時建造艦ではありますが、簡易建造ではなく凝った作りの軽巡で、日本の巡洋艦の正統進化艦といった感じです。

艦首。

 

個人的に阿賀野型の艦首は艦のサイズの割りに幅広に感じます。

何かしらのメリットを狙った設計なんでしょうかね?

艦橋。

艦橋と第二主砲の基部が繋がっている設計は阿賀野型と大淀の特徴です。

日本の巡洋艦では珍しいですが海外では結構よく見ますね、日本ではこれ以外だと初期の初春型でしょうか…

個人的には非常に好きな設計です。

マストには信号旗と速力標を設置。

矢矧は沈没時に信号旗は掲揚してませんでしたが、やはりあった方が見栄えが良いのでタミヤ矢矧の箱画を参考に取り付けました。

最終時矢矧は塔載艇をほぼ降ろして大量に機銃を増設しています。

今回は増設された単装機銃の前に防弾板を設置しています。

前部マストの後ろには艦載機の予備翼を設置。

 

今回はいつもと違うキャンバス表現にしましたが良い感じになったのでコレからはこちらに切り替えます。

スクラッチした航空作業甲板上の仮設兵員待機所?が思った以上に良い感じに出来てくれて良かったです。

カタパルトの下には応急舵を設置。

この応急舵、じつはサイズがギリギリすぎてカタパルトに干渉したのでカタパルトの基部円盤状のパーツを0.25mm厚さを増して対応しています。

それと、カタパルト&魚雷発射管が旋回してもギリギリ干渉しない位置に航空作業甲板のラッタルを設置していますw

やはり艦の航空作業施設は面白いです。

戦闘艦は主砲以外にあまり動く箇所は無いので、いかにも動くように見えるこの箇所は各パーツの動きを想像してパーツ同士の干渉も視野に入れて作っています。

艦尾、こちらは爆雷投下軌条が有るせいか駆逐艦を思わせますw

というわけで、矢矧でした。

 

今回は船体にタミヤ、上部構造にフジミと2つのキットを混ぜて作るというある意味贅沢な作り方をしました。

個人的には結構良い感じにまとめることが出来たとは思いますが、いかがでしたでしょう?

タミヤのキットはご存知のとおり40年以上の超名キットですが、新しいフジミのキットも出来は良かったです。

まあ、初心者向けでは無かった気がしますが(苦笑)

今回結構パーツが余ったのでこれらを使ってまた阿賀野型の製作をしようとは思っています。

タミヤの阿賀野&矢矧も5個も積んでますので…(汗)

 

次回ですが、来週日曜にWFが行われるためその告知を週明けくらいにしようと思っています。

その後はWF終了までこちらの更新は出来ないかもしれません…

ツイッターの方では逐次告知していきますので気になる型はそちらを参考にして頂けると嬉しいです。

では!

WF(ワンダーフェスティバル)2017夏 出展内容

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遅くなりましたが日曜のWFのご案内です。

 

まず卓番は
7-02-05
ディーラー名
「Autarkie」
です。
 

出展アイテムは
「カタリナの妖精さん」    ¥4000

「二式大艇の妖精さん」    ¥2000

となります。

 

あとは艦船模型を幾つか持って行ければと思っています。

これから生産と完成品製作です。

どれくらいやれることやら…

1/700 夕雲 その1

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夕雲は夕雲型駆逐艦の一番艦、陽炎型の改良型で当初、予定の速力を発揮できなかった陽炎型の船体を延長し一部設計を改めて建造されました。

陽炎型を含め甲型駆逐艦とも呼ばれています。

 

夕雲は太平洋戦争開戦の3日前に竣工、竣工後すぐに警備駆逐艦となり太平洋戦争が開戦すると東京湾外での対潜哨戒を行っています。

ミッドウェー海戦後は南方でガダルカナル島の戦いやソロモン海戦、鼠輸送等を行っていたようです。

1943年には有名なキスカ島撤退作戦にも参加、479名を収容して撤退を成功させています。

同年10月6日ベララベラ海戦で魚雷発射後に射撃を開始した夕雲ですが、米駆逐群の集中砲火を一身に浴び炎上、隊列から脱落した夕雲に米軍の魚雷が命中し沈没しました。

今回はハセガワの新キットでの製作です。

ホビーショーで見たときから個人的にタミヤの新島風より気になってましたw

各パーツのディテールが非常にシャープで良い感じです。

いきなりここまで製作。

今回は基本的にキットのディテールを活かす方向でディテールアップしています。

ただ、舷窓、舷外電路、鋼板継ぎ目はやはりモールドが弱かったりモッタリしてたりするので作り直しています。

艦橋はそのままディテールアップしようかと思っていましたが、以前清霜を作った際にエッチングが余っていたので使ってしまおうかと思いちょっと弄っていますw

こんな感じ。

艦橋下半分がキットのパーツで上がエッチングになっています。

ただ、やはり若干サイズが合わないので合わせる為に色々盛っています。

艦橋内部の塔部分はキットの艦橋を切って移植しています。

ただ、それだと高さが足りなかったので0.5mm高くしてから射撃装置を載せています。

射撃装置は前回の時雨と同様に開口して内部に双眼鏡を仕込みます。

夕雲型の艦橋は後ろ側がはみ出ていてキットでも再現されています。

艦橋の支持部をエッチングに置き換えてディテールアップしています。

艦橋内部には双眼鏡と測距儀用の台を設置しています。

製作が進んで…

魚雷運搬軌条の設置、各スキットビームの設置、前後マストの設置までしています。

後部マストのヤードはキットではT字になっていますが2番艦の巻雲の竣工時写真を見るとX字になっているようです。

私は改装時(電探設置時?)にX字に改装したと思ってたんですが、竣工時からX字と思われます。

巻雲竣工時 後部マストのヤード前後が伸びてるように見えます。

艦橋のディテールアップはこんな感じ。

夕雲型は中期建造艦以降は竣工時に電探を装備していますが、今回の夕雲は開戦時という事にしてるので電探も艦橋前機銃台も無しです。

艦橋右側面のディテールは巻雲損傷時の写真を参考にしています。

 

今回はここまで、次は甲板上のディテールを追加してから武装&小物の製作になります。

 

次回の更新は週末にできたらと考えています。

ちょっと忙しいので少し遅れるかもしれませんが、次は別の艦の製作のご紹介になります。


1/700 天龍 その2

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遅くなりました(汗)

天龍の続きです。

 

前回各部の大まかなディテールを作り込みました。

今回は更に作り込んでいきます。

煙突周辺、機銃台の増設と防雷具の設置。

前部機銃台はそのまま取り付けていますが、後部の機銃台は後ろにずらして設置しているので少し加工しています。

また、後部機銃台は前部機銃台と同様に通気塔の上に設置しています。

これで前部と高さも合いますし、増設する際の手間も減ります。

防雷具は探照灯台を小判型にしたために、そのまま後ろに移した形です。

後部マスト周辺。

天龍の後部マストは中ほどで接合されてるのが特徴です。

信号灯は設置されてる写真を見つけられませんでしたが、戦時下の状況を考えると有っただろうと言う事で設置して少しディテールを追加しています。

探照灯台は支柱部分を真鍮棒で自作、右側にラッタルが有ったので形状を少し修正しています。

艦尾。

爆雷投下台は増設して片舷4基としていますが、ソロモン海戦時は突入前に爆雷を投棄していたので爆雷を載せていません。

フェアリーダはナノドレッドを使用。

今回初めて使いましたが非常に良いです。

これからは中型艦以上を作る時は必須になりそうです。

手すり等のディテールを追加していき…

マスキング→塗装していきます。

各種装備は製作中の写真を撮り忘れました(汗)

主砲の防盾は淵を薄く削って砲身を真鍮製に交換。

防水布をパテで作っています。

魚雷発射管はピットのNEシリーズの物を使用。

連装仕様しかないので3基をバラして3連装2基に作り直しています。

さらに上部に防弾板を設置しました。

内火艇はキットのものを使用しましたが、ディテールアップには手持ちのジャンクエッチングを使用しました。

Fスター天龍には内火艇のエッチングは入っていません…

第一次ソロモン海戦で重要な役割を果たす探照灯はマントレット増し増し。

機銃台はマントレットとロープの両方を設置しました。

張り線して完成~

艦橋もマントレット増し増しです。後部マストはマスト固定?のワイヤーと空中線でかなりゴチャっとさせてます。

今回は新らしく購入したエッチングで艦橋両側の速力標と舵柄信号標を設置。

かなり小さいので小型巡洋艦等に最適です。

 

長くなりましたので今回はここまで。

次回は天龍の完成画像を水曜くらいにご紹介しようと思っています。

 

1/700 天龍 その3

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天龍の完成画像のご紹介です。

左右から。

天龍は後の5500t軽巡の元になった艦ですのでシルエットはよく似ています。

一回り小さいですけど(苦笑)

艦首、艦橋。

特徴といえるのは、その小さな船体からは不釣合いな高いマストでしょうか。

船首旗竿の支柱は前方に付いているのも特徴です。

それと、菊花紋章ですが、エッチングセットには入ってないので別に用意する必要があります。

おそらく一番小さいサイズが合うと思います。

マントレットとロープによる弾片防御ですが、実際どうなっていたかは判らないので完全な推測ですw

艦尾。

後部マストに多数のワイヤーを設置することでディテールに密度を持たせています。

コレが無いとかなり寂しいディテールになってしまうという…

マスト両側の舵柄標はジェニュインモデルさんのエッチングです。

非常に小さいので軽巡にピッタリです。

そういえば、睦月型までの駆逐艦のマストは木製だったようですが、天龍もそうなんですかね?

結構衝撃の事実だったんですけどw

魚雷発射管には装甲板を設置、正直ここまでディテールを隠してしまうならキットの魚雷発射管を使っても良かったかも、…

艦橋前面にはマントレットを設置。

どの程度の弾片防御にするか結構悩みました(汗)

というわけで、天龍の製作でした。

 

今回はハセガワの新製品での製作だったわけですが、かなり良い内容のキットではないかと思います。

この資料の少ない艦をきれいにまとめてると思いましたw

使用したFスターのエッチングですが、相変わらず一部が足りなかったり説明がなかったりする内容でした。

全体的には合格点ですが、新製品を次々出す前にもうちょっと精査して製品を作って欲しいところです…

 

次回ですが、今週中に製作中の軽巡のご紹介をしようと思っています。

来月はWFなのでまた船の製作が遅れそうではあるのですが…

今後は出きるだけ週一の更新に戻していこうと思っております。

1/700 矢矧 その1

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今回から新しい艦の製作のご紹介です。

 

(画像MONOCHROME SPECTERさま)

軽巡洋艦 矢矧、阿賀野型軽巡洋艦の3番艦。

開戦直前の1941年11月に起工、戦争中の43年12月29日に竣工しました。

 

阿賀野型は戦前に設計され要求された能力は水雷戦隊の旗艦でしたが、竣工したときには既に水雷戦の時代は過去のものになっていた為、高性能ながら対空、対潜戦闘には対応しきれなくなっていました。

 

矢矧は竣工後南方で訓練や護衛に従事、1944年6月のマリアナ沖海戦、10月のレイテ沖海戦に参戦。

矢矧は被害を出しつつ生き残り呉に帰投しています。

そして45年4月天一号作戦に参加、アメリカ軍の沖縄侵攻を阻むために戦艦大和を特攻させるという無謀な作戦ですが、矢矧は大和の護衛として駆逐艦8隻と共に参加。

しかし沖縄に向かう途中で米軍機に捕捉され大和に次ぐ大型艦ということもあり、大和と共に猛烈な攻撃に晒される事になります。

戦闘開始早々雷撃機の魚雷が命中し航行不能に陥り、続いて艦尾にも被雷、足の止まった矢矧は標的状態となりましたが最初の被雷時に塔載魚雷を投棄していたため誘爆被害の危険を防ぎ、結果として長く戦闘を継続、多数の魚雷、爆弾を受ける結果となりました。

最終的に魚雷6~7発、爆弾10~12発を被弾し最初の被雷から約1時間後に沈没しました。

(沈没時の矢矧「画像MONOCHROME SPECTERさま」)

 

さて、矢矧の製作ですが、最近フジミから阿賀野&能代、矢矧&酒匂、矢矧最終時と3種類のキットが発売されています。

個人的にはこれらを使って製作したいのですが、手元にはタミヤの阿賀野のキット、タミヤ阿賀野型用のエッチングセットが有り、これらも使いたい…

…ということで、このエッチングを使うために船体や一部構造にタミヤ阿賀野を使用し、上部構造等はフジミ製矢矧のキットを使用して製作したいと思います。

上がタミヤ阿賀野、下がフジミ矢矧上甲板。

こうして見ると結構違います。

上部構造をフジミ製にする為にタミヤ阿賀野の上部構造は撤去していきます。

撤去して跡をポリパテで埋めました。

一部の上部構造、魚雷発射管やカタパルトの基部を復活させました。

この周りはフジミ矢矧のパーツでディテールが付いていきます。

艦底、上甲板を塗装してエッチングの鋲甲板や上部構造を設置。

このエッチングが使いたかったからわざわざタミヤ阿賀野の船体を使ったと言っても過言ではないw

フジミの阿賀野型は煙突の間の給気路が何故か省略されているので自作して再現します。

何でここが省略されてるかは謎…

上甲板にエッチングでリノリウム押さえを取り付けています。

前後の艦橋はリノリウム押さえの位置を確認するために置いているだけになります。

それにしても恐ろしく面倒な作業…

ちなみに、船体は塗装前にサフで鋼板継ぎ目の再現をしてから塗装後に舷窓&舷外電路を設置しています。

 

現在はこのリノリウム押さえの取り付けはほぼ終えて艦橋の製作に入っています。

次回はその艦橋の製作と航空作業甲板の製作をご紹介できればと考えています。

では!

 

1/700 矢矧 その2

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今回は艦橋の製作から。

艦橋はフジミ矢矧、艦橋下部をジョーワールドのエッチングに合うように加工してディテールも多少削り取っています。

それと主砲基部のディテールが弱かったので削り取ってプラ板で作り直しています。

第二主砲の基部を削り落としてエッチング甲板を接着、タミヤ矢矧の主砲基部を少し加工してこちらに移植しています。サイズ的にはほとんど違和感がないです。

あとの上部構造は仮組して色々チェックしています。

それにしてもイケメンな艦橋ですw

今回は艦橋内もリノリウム張りだったものとして製作しています。

そのため先にリノリウム塗装してリノリウム押さえを設置しました。

艦橋窓は汎用パーツを組み合わせて使用、フジミの阿賀野&能代用エッチングは全く使えませんでした。

遮風装置は出きるだけ薄く細く製作。

プラストライプで作っています。

第二主砲後ろの兵員待機所?はタミヤ製、フジミ製だと少し小さすぎました。

21号電探はレインボーのエッチング、基部の補強桁は海魂の電探用から使用しています。

ループアンテナは海魂のエッチングを加工して使用、フジミエッチングだと高さが短くて線が太かったです(汗)

各部の手すり、ラッタルはフジミ純正エッチング、能代用で合うかと思います。

マストは自作、純正エッチングや汎用エッチングを加工使用してディテールを追加しています。

13号電探もレインボー製、この電探は製作に慣れが必要ですかね…

22号電探は塗装直前に取り付けます。

レジン製を塔載予定なので破損リスクを避けるためです…

後部艦橋、こちらはタミヤ阿賀野用を加工して使用しています。

ジョーワールドのエッチングを使いたいというのと、こちらのパーツの方が船体とピッタリ合うためですねw

マストをアルミ棒で作って基部を色々使って作っています。

歯車状のモールドは渾身の作w

少しディテールを詰めたところ。

デリックはレインボーのエッチングを使用。

フジミ用は基部の造形にちょっと難があったので…

あとは前部艦橋と一緒にもう少しディテールを追加したら船体接着前に塗装してしまいます。

塗装後のディテールアップもそのままある程度してしまうつもりです。

航空作業甲板。

ジョーワールドのエッチングセットを使用して製作。

困った事に航空作業甲板上の仮設兵員待機所とカタパルト用張り出しが、絶版のJPE49(画像右側)にしか入っていません…

この左側の鋲甲板セットは手持ちが複数あるのでためらわず使えたのですが、右のエッチングは絶版品で手持ちはコレ一つ、使ってしまうと今後手に入るかかなり微妙だったため使用が躊躇われました…

で結局、仮設兵員待機所はプラ材と汎用エッチングを組み合わせて自作、カタパルト用張り出しはフジミエッチングの能代用から切ってこちらに移植しました。

何とかなるものですw

機銃の装甲版はエッチングに付いてないのでプラ板で製作。

航空機運搬軌条は個人的にジョーワールドのが一番好きです。

手すりと、この画像では見えませんが裏側は補強桁を設置してディテールアップしています。

 

今回はここまで。

次回は武装等小物の製作から塗装~完成(完成画像のご紹介は別)までを予定しています。

ああ、その前に煙突のディテールアップもしないと(汗)

…では!

1/700 矢矧 その3

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矢矧製作の3回目です。

前回前後の艦橋を製作しましたのでその続きから…

艦首、キャプスタンは背の高いものを選択。

艦首の菊花紋章設置位置はプラ板で製作後ナノドレッドのフェアリーダを両舷に設置し一体化、その後ろにエッチングで小型のフェアリーダを設置しています。

艦橋、船体と別々に塗装しようかと思っていましたが、船体に接着して甲板に通風筒を設置しています。

また、船体への手すり設置に伴い単装機銃の設置位置に防弾板も設置しています。

煙突、ジャッキステー設置前に蒸気捨管等を設置。

結構複雑なので大変です(汗)

煙突前の探照灯台はフジミの能代用エッチング、少し形状が違うかもですが…。

煙突外側に設置される測距装置台。

矢矧での形状は竣工時と全く違います。

ジョーワールドのエッチングにもあるのですが、それとも形状が違いそうでした…

こちらは能代用のパーツの形状を修正して製作しています。

後部艦橋、マストにエッチングでディテールを追加して後部操舵所に通風筒?を追加しています。

こちらも船体に接着後に壁際に通風筒を設置しています。

艦尾、通風筒などを多数設置しました。

艦尾には爆雷投下軌条を海魂のエッチングで追加。

主砲&魚雷発射管、こちらはフジミのキットのものを使用。

砲身はアドラーズネスト製、フジミの主砲は砲身が別パーツですが砲身の根元に防水布があるタイプ、砲身をそのままこの主砲に設置しても根元が寂しい…

ということで、砲身基部にディテールを追加しています。

魚雷発射管は以前使った多数のエッチングセットから使わなかった魚雷発射管用のパーツを使ってディテールアップ。

零式水上偵察機、こちらはWLのキットを使用。

ディテールアップは各部のエッチング化の他翼を薄くし、主翼設置位置を調整しています。

図で説明するとこんな感じ…

基本的に大戦時の航空機は翼の上に胴体が載ってるので翼の設置位置には注意が必要です。

 

この後はリノリウム甲板をマスキングして舷側のディテールアップ、機銃などを製作したら塗装していきます。

数日作業が遅れているのでまだ完成には至っていません(汗)

次の更新時には塗装~完成までをご紹介していきます。

1/700 矢矧 その4

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では矢矧の塗装です。

とは言っても塗装中の画像は有りません(汗)

いきなり完成状態でのご紹介です。

艦橋周辺。

今回は艦橋内部をキッチリ塗り分けて窓ガラス表現をしています。

あとは久々に双眼鏡脇には伝声管を配置しました。

真鍮色が入るだけで結構印象が変わりますw

全体。

航空作業甲板。

思ったより仮設資材置き場?のテントが良い感じに仕上がりました。

各3連装機銃前には弾片防御ロープを配置、これが地味に面倒…

零式三座水偵。

横から見ると胴体とフロートがキッチリ水平になっています。

エッチングに置き換えるときに気を付けないと水平にならないので気をつけて製作しました。

キャノピーも胴体から浮かないように気をつけて設置、この辺のエッチングはキッチリ出来るまで何度かやり直しています(汗)

艦尾。

空中線整合器はこれだと大きいのですが、採用。

ジェニュインモデルさんのエッチングに良い大きさのが有るのですが、作ってみたら全然きれいに出来なかったので今回はこちらにしました。

練習しないと…(汗)

ここで「良し、完成!」と思ったのですが、救命浮標を設置してなかったのに気が付きました。

「取り付けないと…」と思って取り付け位置を調べたのですが何処にも載ってない!

もしかしたら救命浮標を載せてなかった?とも思ったのですが、いくらなんでもそこまで人命を軽視してたとは思いたくない(苦笑)

ということで、一般的な塔載位置と最上型を参考にして救命浮標を取り付けました。

船体と内火ランチにあわせて6箇所取り付けました。

この航空作業甲板は矢矧の特徴の一つなので結構気合を入れて製作しています。

一応カタパルトは旋回時にラッタルに干渉しないように調整して設置しています。

たまにやってる軍艦旗のこだわりポイント。

軍艦旗の上下2点のみを掲揚柵に接着すると旗の本物っぽさが増します。

ただ、普通に上下2点を接着するのは意外に大変なので旗の接着する面を半円状にカットしています。

 

今回はここまで。

次回は矢矧の完成画像のご紹介をします。

では!

1/700 矢矧 その5

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7月も終盤で暑い日が続きます。

最近は殆ど毎日冷たい麺料理ばかり食べてる気がします…

コレでは早々に夏バテしてしまいそうです(汗)

 

さて、矢矧の完成画像のご紹介です。

横から。

 

それまでの軽巡とは全く違う艦容。

最上型、利根型を経てたどり着いた形と言えます。

阿賀野型は戦時建造艦ではありますが、簡易建造ではなく凝った作りの軽巡で、日本の巡洋艦の正統進化艦といった感じです。

艦首。

 

個人的に阿賀野型の艦首は艦のサイズの割りに幅広に感じます。

何かしらのメリットを狙った設計なんでしょうかね?

艦橋。

艦橋と第二主砲の基部が繋がっている設計は阿賀野型と大淀の特徴です。

日本の巡洋艦では珍しいですが海外では結構よく見ますね、日本ではこれ以外だと初期の初春型でしょうか…

個人的には非常に好きな設計です。

マストには信号旗と速力標を設置。

矢矧は沈没時に信号旗は掲揚してませんでしたが、やはりあった方が見栄えが良いのでタミヤ矢矧の箱画を参考に取り付けました。

最終時矢矧は塔載艇をほぼ降ろして大量に機銃を増設しています。

今回は増設された単装機銃の前に防弾板を設置しています。

前部マストの後ろには艦載機の予備翼を設置。

 

今回はいつもと違うキャンバス表現にしましたが良い感じになったのでコレからはこちらに切り替えます。

スクラッチした航空作業甲板上の仮設兵員待機所?が思った以上に良い感じに出来てくれて良かったです。

カタパルトの下には応急舵を設置。

この応急舵、じつはサイズがギリギリすぎてカタパルトに干渉したのでカタパルトの基部円盤状のパーツを0.25mm厚さを増して対応しています。

それと、カタパルト&魚雷発射管が旋回してもギリギリ干渉しない位置に航空作業甲板のラッタルを設置していますw

やはり艦の航空作業施設は面白いです。

戦闘艦は主砲以外にあまり動く箇所は無いので、いかにも動くように見えるこの箇所は各パーツの動きを想像してパーツ同士の干渉も視野に入れて作っています。

艦尾、こちらは爆雷投下軌条が有るせいか駆逐艦を思わせますw

というわけで、矢矧でした。

 

今回は船体にタミヤ、上部構造にフジミと2つのキットを混ぜて作るというある意味贅沢な作り方をしました。

個人的には結構良い感じにまとめることが出来たとは思いますが、いかがでしたでしょう?

タミヤのキットはご存知のとおり40年以上の超名キットですが、新しいフジミのキットも出来は良かったです。

まあ、初心者向けでは無かった気がしますが(苦笑)

今回結構パーツが余ったのでこれらを使ってまた阿賀野型の製作をしようとは思っています。

タミヤの阿賀野&矢矧も5個も積んでますので…(汗)

 

次回ですが、来週日曜にWFが行われるためその告知を週明けくらいにしようと思っています。

その後はWF終了までこちらの更新は出来ないかもしれません…

ツイッターの方では逐次告知していきますので気になる型はそちらを参考にして頂けると嬉しいです。

では!


WF(ワンダーフェスティバル)2017夏 出展内容

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遅くなりましたが日曜のWFのご案内です。

 

まず卓番は
7-02-05
ディーラー名
「Autarkie」
です。
 

出展アイテムは
「カタリナの妖精さん」    ¥4000

「二式大艇の妖精さん」    ¥2000

となります。

 

あとは艦船模型を幾つか持って行ければと思っています。

これから生産と完成品製作です。

どれくらいやれることやら…

1/700 夕雲 その1

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夕雲は夕雲型駆逐艦の一番艦、陽炎型の改良型で当初、予定の速力を発揮できなかった陽炎型の船体を延長し一部設計を改めて建造されました。

陽炎型を含め甲型駆逐艦とも呼ばれています。

 

夕雲は太平洋戦争開戦の3日前に竣工、竣工後すぐに警備駆逐艦となり太平洋戦争が開戦すると東京湾外での対潜哨戒を行っています。

ミッドウェー海戦後は南方でガダルカナル島の戦いやソロモン海戦、鼠輸送等を行っていたようです。

1943年には有名なキスカ島撤退作戦にも参加、479名を収容して撤退を成功させています。

同年10月6日ベララベラ海戦で魚雷発射後に射撃を開始した夕雲ですが、米駆逐群の集中砲火を一身に浴び炎上、隊列から脱落した夕雲に米軍の魚雷が命中し沈没しました。

今回はハセガワの新キットでの製作です。

ホビーショーで見たときから個人的にタミヤの新島風より気になってましたw

各パーツのディテールが非常にシャープで良い感じです。

いきなりここまで製作。

今回は基本的にキットのディテールを活かす方向でディテールアップしています。

ただ、舷窓、舷外電路、鋼板継ぎ目はやはりモールドが弱かったりモッタリしてたりするので作り直しています。

艦橋はそのままディテールアップしようかと思っていましたが、以前清霜を作った際にエッチングが余っていたので使ってしまおうかと思いちょっと弄っていますw

こんな感じ。

艦橋下半分がキットのパーツで上がエッチングになっています。

ただ、やはり若干サイズが合わないので合わせる為に色々盛っています。

艦橋内部の塔部分はキットの艦橋を切って移植しています。

ただ、それだと高さが足りなかったので0.5mm高くしてから射撃装置を載せています。

射撃装置は前回の時雨と同様に開口して内部に双眼鏡を仕込みます。

夕雲型の艦橋は後ろ側がはみ出ていてキットでも再現されています。

艦橋の支持部をエッチングに置き換えてディテールアップしています。

艦橋内部には双眼鏡と測距儀用の台を設置しています。

製作が進んで…

魚雷運搬軌条の設置、各スキットビームの設置、前後マストの設置までしています。

後部マストのヤードはキットではT字になっていますが2番艦の巻雲の竣工時写真を見るとX字になっているようです。

私は改装時(電探設置時?)にX字に改装したと思ってたんですが、竣工時からX字と思われます。

巻雲竣工時 後部マストのヤード前後が伸びてるように見えます。

艦橋のディテールアップはこんな感じ。

夕雲型は中期建造艦以降は竣工時に電探を装備していますが、今回の夕雲は開戦時という事にしてるので電探も艦橋前機銃台も無しです。

艦橋右側面のディテールは巻雲損傷時の写真を参考にしています。

 

今回はここまで、次は甲板上のディテールを追加してから武装&小物の製作になります。

 

次回の更新は週末にできたらと考えています。

ちょっと忙しいので少し遅れるかもしれませんが、次は別の艦の製作のご紹介になります。

1/700 夕雲 その2

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更新が遅くなって申し訳ないです(汗)

今回は別の艦の製作をご紹介予定でしたが、夕雲が完成しましたので先にそちらをご紹介します。

武装、ハセガワの新キットの主砲は良く出来ています。

今回は真鍮砲身に変えた以外はディテールを削り取ったりせずジャッキステーを取り付けただけになっています。

魚雷発射管は防盾のモールドが弱かったので削り取ってエッチングに換えています。

ジャッキステーは定番工作として、発射管自体のモールドは素晴らしく、塗り分けだけで充分なディテールです。

25mm連装機銃2基、装填演習砲はエッチングで製作。

内火艇はキットの物を使用、操舵室内をくり抜いて窓を開口し再現しています。

エンジンは適当なプラ材で再現w

艦尾、掃海具投下機は海魂の掃海具セットを使用。

爆雷投射機はキットのもので、コレも良いディテールです。

塗装して色々載せました。

やはりこのキットの主砲は良いです。

ピットロードのディテールアップアイテムに勝るとも劣らないディテールです。

魚雷発射管、こちらは側面のディテールアップをした方が良いかと思いますが、効果的にディテールアップすればかなり良いです。

 

では、完成画像のご紹介です。

今回は開戦後間もなく対潜哨戒に従事していた1941年12月~数ヶ月後の設定で作っています。

大戦初期という事で弾片防御にはマントレットを大量に使用しています。

今回の夕雲は竣工後数ヶ月以内という設定ですので甲板より上の汚しは最低限です。

船体は進水後1年近く海上に有るため多少の錆は浮いていると思われます。

といった訳で、ハセガワの新夕雲でした。

 

結論から言ってこのキットは買いです。

タミヤの新島風と発売時期が被ったため少し影が薄かった印象もありますが、ハセガワらしい精密なモールドにシャープなディテールでただ組むだけで精密な夕雲になるかと思います。

島風と違って姉妹艦も多いのでバリエーションキットも期待できそうですw

また、最近のハセガワは専用のエッチングパーツを結構出してくれていますので夕雲型用の専用エッチングは欲しいところです。

 

次回ですが、今週末に前回言った艦の製作をご紹介しようと思っています。

日曜日の夜位に更新?

では!

1/700 津軽 その1

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予定より少し遅れましたが、新製作のご紹介です。

 

「敷設艦 津軽」

太平洋戦争開戦直前の10月22日に竣工した敷設艦です。

敷設艦ながら、補給能力や敷設艦としては高い攻撃能力を持つ多用途艦でした。

開戦と共に各地の海戦に参加し空襲を受ける事もありました。

 

1943年8月に米潜の雷撃を受けて本土で修理を受け同年12月にはシンガポール方面で機雷敷設作業や輸送任務に従事しました。

1944年6月に米潜の雷撃を受けて沈没しました。

 

フジミの津軽1944です。

じつは製作の段階ではそのまま作ろうかと思ってたんですが、津軽の1944年時の資料を探してたら全然見つからず、悩んだ末1942年で作る事にしました。

最終時のキットをあえて開戦時にするという無駄な行為…(汗)

このキット、各部の合わせがちょっと悪いです…

色々修正する為に甲板上のモールドの大部分を削り取って合わせ目を埋めてから作り直すことになります。

で、いきなり結構進めてます。

船体に鋼板継ぎ目を再現し、舷窓と舷外電路をエッチングで作り直し。

艦首は鋲甲板をエッチングで作り直し、リノリウム押さえは今回は塗装で表現してみました。

艦尾の鋲甲板はキットの作り直しですが、煙突周りと後部構造上の鋲甲板は資料を見て追加した部分です。

高角砲の砲座はジョーワールドのエッチングを使用。

ジョーワールドのエッチングはちょっと高いですがここぞという時に頼れますw

機雷の運搬軌条は0.2mmの真鍮線を使用。

初めての試みですが、思った以上に良い感じだと思います。

艦橋の天蓋にプラ板で加工。

窓枠はジョーワールドのエッチングです。

 

塗装で再現したリノリウム押さえですが、ちょっと太かったです…

修正しようかとも思いましたが、色々ディテールを追加した後なので今回はこのままで行きます(汗)

 

次回は津軽の続きか、違う艦か…

早めに更新したいとは思っています。

1/700 津軽 その2

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遅くなりました(汗)

色々忙しかったのと、津軽を完成させていたのでブログの更新タイミングが有りませんでした…

 

さて、前回船体と艦橋の基本的な構造まで製作しました。

今回は艦中央部構造の製作から完成までのご紹介です。

いきなり大部分が出来ています。

基本はキットの構造を基にしていますが、図面を元に色々追加しています。

特にプラで自作した小型のウィンチを4つ4隅に配置したのは個人的見所です。

これは機雷用のビームに繋げるものと思われます。

探照灯台も自作、微妙にテーパーが付いているのでリュータにプラ棒をセットして簡易旋盤のように削って作っています。

後部マストとデリック。

マストは金属でほぼ自作、基部に少しだけキットのパーツを使っています。

探照灯台もキットの物を使用、結構ピッタリ合ってくれました。

このデリックもジョーワールドのエッチングですが、こういう専用パーツは嬉しいですね。

艦橋と前部マスト。

煙突と後部マストの構造パーツは別々に塗装しますが、艦橋パーツは船体に接着してからディテールを追加しています。

マストはエッチングが存在しないので自作です。

艦橋トップの射撃装置はWLのパーツを使用、こちらの方がモールドが良いです。

 

ここから仕事と作業に忙殺されて写真を撮っていませんでした(汗)

というわけで、いきなり完成です(汗)

シルエットからも判っていましたが本当に色々詰め込んだ艦です。

艦橋の構造は千歳型水上機母艦っぽい?

瑞穂を作ったときを思い出しました。

高角砲は久々にレインボーのレジン製、手持ち在庫にあった高角砲がコレしかありませんでした(苦笑)

でもやはりレジン製高角砲ではトップレベルのディテールです。

特徴的な機雷用のビームはキット付属のエッチング、組むのがかなり大変なので注意です。

艦載艇は通船以外はWLのパーツを使用。

一部にエッチングを使ってディテールアップしました。

零式水偵もWL、今回は主翼上面を半分近く削って翼の薄さを再現しています。

機雷はエッチングパーツとハイキューの金属球を組み合わせて製作しました。

これで手持ちの機雷エッチングは在庫無しですw

 

今回はここまで。

次回は日曜日くらいに津軽の完成画像をご紹介します。

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