Quantcast
Channel: 模型工房 Autarkie
Viewing all articles
Browse latest Browse all 152

1/700 二等輸送艦 その1

$
0
0

10月です。
秋、1年があっという間に過ぎていきます…

前回摩耶の製作を開始したのですが、今月中の完成は厳しいだろうという事で、もう一つ小さい艦を製作することにしました。


こちら、昨年末に製作した一等輸送艦とセットで入っている二等輸送艦です。
最近こいつのエッチングが多く出ましたのでそれを使ってサクッと作ってしまおうかと思っています。

今回使用するエッチング。
値段も手頃なので比較的お勧め。

画像「艦艇写真のデジタル着彩」さま

二等輸送艦、戦車揚陸艦の一種とされていますが味方部隊への補給物資や増援部隊の高速輸送が本来の任務だったようです。
建造開始が1943年秋からと遅かったですが、終戦までに63隻が完成し前線への輸送任務に使われました。
危険な任務が多く、多くの艦が沈没していますが生き残った艦は戦後に復員輸送に従事しています。
中戦車チハなら9台、特二式内火艇カミなら7台を塔載可能で砂浜に直接接岸し戦闘部隊を即展開できる事から陸海軍で重宝されたようです。

では製作開始です。


駆逐艦同様に小型艦はナットを仕込むスペースが無いのでこんな感じに艦底にナットを仕込んでしまいます。
表は綺麗に均して裏側は外れないように接着剤で補強してあります。

エッチング。
なかなか良いセットです。
色々選んで作れますね~、煙突までレジンでセットしています。

さて、今回はいつもと違い、ただこの艦を完成させるだけにはしない事にしました。


ということで、ジオラマにします。

ずっと1/700ジオラマやりたかったのでw
といっても最初なのでハガキ大の小さいヤツです。
でも出来るだけ色々詰め込んで情報量の多い面白いジオラマにしようと思っています。

で、このジオラマベースですが、


プラ板で作った箱にナットを仕込んでその上にスチレンボードでジオラマベースを作るという面倒くさい仕様にしました。
ケースにネジ留めで固定したかったんです(笑)
艦自体もネジ留めで取り外し可能に…と当初は思っていましたが用意した水素材が取り外しに適さないようなので断念…

では、艦の製作です。

キットのモールドを撤去してエッチング甲板を取り付けました。


艦首部にヒケがあったので修正してからサフで鋼板継ぎ目を再現。
その後資料を元に舷窓を開けました。


艦橋と煙突を設置。
この艦は船体と扉のみがキットのパーツで他はエッチング&レジンパーツになってしまいますw

サクサク製作w


今回はマストもエッチング製としました。
いつもなら真鍮線で作るのですが、エッチングのマストがどんな感じに見えるかの確認も兼ねて今回はこちらにしました。


艦尾は副錨用にディテールを追加してから更に大型ウィンチをディテールアップしてみました。
良い感じ?


艦首扉は上陸時を再現、艦首に向かって降りてる内扉は下ろしてる状態ですがエッチングセットには蓋状のエッチングしかないので加工して降りてる状態にしました。


船体はこんな感じでしょうか…
かなりサクサク出来ました。
あとは武装と塔載する車両などを製作します。


まず特二式内火艇 カミ4両

特四式内火艇 カツ、エッチングセットに入ってました。
実戦参加がちょっと怪しい?実戦参加はあったとは思いますが上陸作戦に参加してたかは…
まあ、存在感がある車両なので今回は入れますw

九八式4t牽引車&荷車
主に野砲など大砲の牽引に使われましたが踏破性能が良好なのでジャングルでは重宝しそうです。
工作車としても使ってそうw


九五式小型乗用車、通称くろがね四起、日本のジープ的存在です。
上陸作戦に使う?…と迷いましたが見た目が面白いので今回は採用。

車両はこんな感じでしょうか、ずっと1円玉と拡大写真ばかり撮ってたので感覚が狂ってしまいそうですが、こんな感じです。


目と首にダイレクトヒットする作業です(汗)
でもまだまだあります。

左タミヤ、右ピット

14m大発、手持ちのキットはコレだけ、厳密にはレジンパーツがありますが小さいので使いません…
で、ディテールの統一性もないし、そもそもディテールも気に入らないというのは以前言ってますね(汗)
ってことで、


削って、


プラ板切った貼ったして、


作り直してしまいます。
このあとエッチングを使ってさらにディテールを追加して完成です。

10m小発

キットの小発が記憶と違いすぎたので作り直しも検討しましたが、軽巡にも塔載されてたのを思い出してフジミの五十鈴から拝借しました。
フジミの五十鈴は2隻も入ってるので問題無しですw

こうやって見ると別物です…
少し手を加えてフジミの小発を使用します。

で、ここで色々確認するためにジオラマベースに仮置きしてみました。


こんな感じ。

ジオラマベースはすでに水素材投入前まで作ってあります。
あとは諸々作ったら塗装してジオラマとして完成させていきます。

次回も二等輸送艦のご紹介です。
来週中に完成させてしまう予定ですのでよろしくです。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 152

Trending Articles