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1/700 U-48&ドック

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前回の予告どおり今回は潜水艦のご紹介です。

キットはこちら。
フライホーク製「U-48+乾ドック」

エッチングなどのディテールアップアイテムで有名なフライホークのプラキットです。

エッチングメーカーらしくエッチングが標準で入っています。

今回は秋月&涼月の製作ご依頼主さまから新たに製作の依頼をいただきました。
本来なら秋月達の完成後に製作を開始する予定だったのですが、じつは以前から作りたかったキットでして、キットの中身を見たらやる気ゲージが振り切れてしまったため先に製作する旨の了解を得て製作してしまった感じです(汗)

Uボート。

ドイツの潜水艦の代名詞で2つの大戦で通商破壊に用いられました。
一次大戦では約300隻が建造され商船5000隻以上を撃沈、二次大戦では1000隻以上が建造され商船約3000隻、戦艦2隻、空母2隻を撃沈するという凄まじい戦果を上げています。
しかし、二次大戦時には潜水艦への対策が確立し上記の戦果の引き換えに8割以上のUボートが損失しています。
第一次大戦で戦勝国となった日本は戦利艦として7隻のUボートを獲得しその高性能に驚愕、ほぼそのままコピーし伊号121型として建造、以後の日本潜水艦の発展に大きく影響を与えています。

さて、今回製作するのは第二次大戦時に建造されたUボートⅦ型のU-48です。
Ⅶ型は保有制限枠内で大量に建造するために小型に設計されており、
全長67.1m
高さ9.6m
排水量769t(潜行時871t)
と当時の他国の潜水艦と比べても非常に小型でした。
*参考
同時期の日本海軍の潜水艦、伊-15型潜水艦
全長108.7m
基準排水量2198t(潜水時3654t)

キットはこんな感じ
艦橋が反対になってるけど気にしない…

ハッキリ言って想像以上に良く出来てました。
合わせ目がちょっと目立ちますが、モールドなど非常に繊細でいい感じです。
ちなみに大きさですが…
上が伊-16型
上は同時に製作中だった睦月。

小さい!!
小さいとは知ってましたがこうして並べると本当に小さいです。
でも現在の潜水艦も原子力艦以外はこんなサイズなんですよね、日本の潜水艦はもう少し大きいですが…

で、ドックに固定する方法を考えたのですが、
0.5mm真鍮線を通しました。

ギリギリ真ん中に通せました…
盤木(艦固定のための支え)にも穴あけ。

真鍮線は艦の中で折り曲げてシアノンで固定しました。

あとはベースに固定する際に反対側の真鍮線を同じように折り曲げて固定すれば大丈夫でしょう。
盤木との接地を確認。

良い感じです。
今回はケース固定用ネジを片側に寄せて設置。

飛び出てる真鍮線はUボートのものです。
ドック背面。

この中は空洞で背面の合わせ目が非常に汚かったので全面にパテを盛って綺麗に均しました。
内部にはネジ固定用のナットが仕込んであります。
ドックをディテールアップ。
上部の手すりは付いてる場合と付いて無い場合があったようです。
階段は壁に手すりが付いていたのを写真資料で確認しました。
1/700メルセデス170

当時のドイツ車ということで、小物として用意しました。
良いディテールですが、海外のレジンキットでちょっと希少です。
サクッと作ってしまいました。

やはり合わせ目が鬼門でしょうか、パテを盛って合わせ目を消そうとするとモールドが消えてしまうし、接着剤だけだと合わせ目が消えない…
ちょっと苦労しました。

艦橋は置いてるだけで接着はしていないです。
接着は塗装後ですね。
1/700メルセデス170と1/700オペルブリッツ

オペルブリッツは当時のドイツの主要トラックですね、色々な用途に使われたそうです。
ゲームでも良く見ます。
しかし、メルセデス170と比べるとディテールがショボイ…

ということで、ディテールアップ。
いらない箇所を削ったらほぼシャーシのみになってしまった…
窓枠やグリルなども削って再現します。
こんな感じ。

エッチングトラックのパーツやエッチングメッシュを流用してディテールアップしました。

ここから塗装して。
こんな感じ。

Uボートは普通にエアブラシで塗り分け塗装した後にウェザリング。
ドックは基本のグレーを1色吹いた後は全部筆で塗装してウェザリングでそれっぽくしました。
汚れてる印象なのでエアブラシで均一に塗るより、わざとムラを強調して筆で塗った方が良いかと思いまして。
結構上手くいったかと思います。

ここからさらに小物を増やして。
キット付属の小物はちょっとオーバースケールだったので小物は自作です。
船体の固定はこんな感じで木?鉄?の棒を横にしてドックと挟み込んでたようです。
ここからさらに色々追加して。
人や小物を配置。
車も配置して合うように人物も配置。

ってことで、
完成!

いや~随分長くなってしまったけど1回にまとめてしまいました(汗)
ちゃんとした画像はもう撮ってあるので次回にご紹介します。






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